ボランティアを義務化?

小耳に挟んだこの言葉、確か森首相のころからちらほら聞こえてきましたけど、誰かいい加減日本語に直してほしい。
「今度日本じゃボランティアが義務化されたんだ」なんて間抜けな会話を外国人とする人が続出しそうで怖い。
"volunteer"は志願してやること。それを義務化するっていうのは「後ろに前進します」とか「志願兵を徴集します」とかいうような頭の悪い言葉になるわけで。そんなあほな言葉を使うぐらいならいっそのこと「徴用」って言ったほうがはるかに分かりやすいし、日本語として正しいのに。
そりゃぁ「徴」の字には良いイメージがありませんよ。徴兵とか懲役とか徴税とか。でも、漢字っていうのは表意文字なんだから正しく使わないと美しくないでしょう。
どうせ社会奉仕を義務化したって、単位と引き換えの労働を真面目にやる生徒なんてほとんどいないでしょうし、成果が上がらないのでノルマ制になって教師に負担がかかり、しょうがないから学校ぐるみで成果を水増しするようになって、しまいに全部がうやむやになるのは目に見えてるじゃないですか。だったらせめて名前だけでも立派なものにして欲しいと思います。
徴兵制の前触れだ〜とか騒いでいるヘンな人もいますが、果たして今の時代徴兵制にしてどこの国と戦争をするつもりなんでしょう?
そりゃぁ日本海東シナ海を挟んでいろいろゴタスタしてますけどね。だからって現在主権を認められている国家の土地を軍隊出して占領することができるかといえば、そりゃ無理な話です。遠く離れた無人島の一個二個がせいぜいでしょう。そんなことのために命を懸けるなら交渉とパフォーマンスで取りまとめたほうがはるかに経済的だし実利があります。むしろ経済力をつけるために徴兵なんかで若い労働力をプールした方が不利というものでしょう。
んじゃ、「ぼらんてぃあをぎむか」する意味は?せいぜいお偉いさんの得点稼ぎかね?w