成人式その2@文京区 & 同窓会

今日は文京区の成人式に行ってきました。
私は小学校のころから越境通学をしていたので、区内の友人といえば学童保育で遊んだ人たちと、水泳教室で一緒だった人たちぐらい。早い話が、もう何年も会っていないし、あったところで顔が分からない人しかいないのです。
で、行こうか行くまいか迷っていたのですが、成人式のイベントに「引田天功が来る」と書いてあったので、行くことにしました。生でショーを見る機会はあまりないので、いける時に行かなければなりませんよね。
最初は湯島天神の人たちが太鼓を演じてくれました。たたき手が全員女性のためにいまいち掛け声が力不足。野太く叫べというのは無茶な話ですが、シビックセンターのホールだと最後尾まで声を届けるためには、力量が問われます。
太鼓奉納の後は、区長、区議会議長、選挙管理委員長のありがたいお言葉。それぞれ短くまとめられているのは、「どーせおまいらみたいなガキは俺の話なんか聞いちゃいないんだろう」という長年の経験の賜物だと思います。
最後に、新成人の挨拶。で、びっくりしたのは水泳教室で一緒だった人が挨拶に立ったってこと。その人はやんちゃなタイプだったので、新成人の挨拶というよりは壇上に乱入する側だと私は思っておりました。格好よかったです。びしっと決めてくれました。
挨拶の後、引田天功の準備でしばらく間があった隙に、接触に成功。彼も学生さんだとか。たまたまあいていた、彼の隣の予約席に座らせてもらいました。前から二列目!こんな間近でショーを見れるなんてめったにないでしょう。しめしめ。今日はついている。とほくそえみました。
照明が暗転し、にぎやかな音楽が始まる。と、突然舞台にふんどし姿の人影が!即座に二人ほどが飛びかかって人影を取り押さえ、どこかへ連れて行く。どうやら、最近流行のお騒がせ新成人という奴らしい。しかし、暗転した舞台の上で10秒ほど立ち上がり、即座に引きずりおろされたのでは、何をしたかったのか皆目不明です。ふんどしに何か書いてあったみたいだけど、暗かったから読めないし。そもそも、私は客席の前から二列目という、いわゆる「首が痛くなるゾーン」にいたからふんどしだと分かったのであって、後ろのほうの席からではどんな格好だったかも分からなかったのではないでしょうか。無様ですね。
さて、何事もなかったかのように緑色レーザー、スモーク&バブルの豪華演出で始まった天功ショーは、間近で見ただけあってとっても楽しい。この距離だとたまに手品のタネがうかがえてしまうこともあるのですが、そこはショーなので見て楽しむべきでしょう。オペラと同じです。客を飲み込むほどのインパクトと、息をつかせぬ展開にこそ、妙があるというものです。
空中浮遊や人体消失といった、おなじみのイリュージョンは、やはり世界をまたにかけるだけのものがあります。文京区が用意できる最高のもてなしではないでしょうか。ありがたやありがたや。
さて、夕方から同窓会へ行ってきました。昔と代わらない人、だいぶ面影が変わってしまった人、たくさんいます。
中には成人式で私とすれ違い、あまつさえ声までかけてくれたのに私が気づかずにスルーしていた人もいました。いや、普段からぼぉっと電波を受信しながら歩いているので、向こうから頭をはたいてくれるまでは気づかない私の悪癖が出ていましたか。恥ずかしいなぁ。みんな元気そうでよかったよかった。