ひいては日本の危機

うちの大学は、二年から三年に上がるときに、学部、学科を変えるという変なルールがあります。
そして、つい最近、二年生たちが提出した来年入りたがってる学科の集計が発表されたのですが、我らが電気系は定員110人に対して志望80人ちょい。


・・・え?!


地味、目立たない、しょぼい等、昨今不当な評価を得ている電気系ですが、いくらなんでもこれはひどい


一応社会インフラなんだけどなぁ。
どれくらいインフラかと言うと、ありとあらゆる家電、パソコンも携帯電話も、自動車もロケットも、インターネットも、揺り篭から墓場まで電気系の関係者が作っています。うそじゃありません。揺り篭のデザインはCAD、すなわちコンピュータによる設計ですし、卒塔婆専用の印刷機なんてのもあります。
ワンセグでテレビを見れるようにしたのも電気系ですし、新幹線が時間通り走れるのも、乗用車がハンドルを切れるのも、SUICAPASMOで切符を買わずに電車に乗れるのも、全部が全部電気系が携わっているからです。
このように、需要は無限大なので絶対に食いっぱぐれないにもかかわらず、みんながそっぽを向いているとは、これいかに。


うちの親曰く「そりゃ単に需要がないんでないの」だそうですが、電気工学も電子工学も情報工学もいらない日本を想像できません。