帰りのバス

一泊二日の旅を終え、再び夜行バスでボスニアに帰ります。今度は7時半発の便なので、到着は朝の2時半。行きはよいよい帰りは怖いの典型で、この便は多難でした。
まず、引率の学生のIDカード*1をホテルに忘れ、ベオグラードの学生が出発ギリギリに届けてくれました。
さらに、国境越えに際して税関のおっちゃんがやたらと厳しく、IDカードを4枚ほど、そして外国人のパスポートを全部いったん事務所で照会するなどして、ものすごく時間を食わせました。セルビア語で私に「どこへ行くんだ」って言われてもわかんないよ!代わりにこたえてくれた引率の学生いわく「ここまで徹底してやってるとこは見たことがない」とのこと。かつての同国人であるマケドニアの学生までパスポートをとられていましたが、特別に厳しいってことは、何かトラブルでもあったんでしょうか。その割には、後続の乗用車は楽々と押していたので、単なる気まぐれ、ないしはいじわるって気もします。とにかく、国境で30分足止め。
さらに、道中で乗客のおばさんが具合が悪くなってひっくり返り、介抱のためにしばらく足止め。
途中のサービスエリアですれ違った同じ会社のバスのエンジンの調子が悪かったらしく、運転手が修理の手伝いのために足止め。
それでも猛スピードで夜道を突っ切り、ほとんど遅れも出さずにバニャ・ルカに到着していました。うーん。頼りになるなぁ。


というわけで、夜中の3時にバスターミナルにみんなして放り出されました。

*1:ボスニアは周辺国との移動にパスポートではなくIDカードを提示するだけで移動できる。でも、これがないと国境を越えられない