電熱線

バニャ・ルカの台所にはガスレンジがなく、電熱器を使っています。
サモーチキ・ホテルだけかと思ったら、現地の学生はガスレンジを使ったことがないそうなので、元々ガスではなく電気を使うのがデフォルトのようです。
でも、この電熱器、ちょっと不便。
まず、火加減がほとんどできません。ダイヤルで6段階くらいの調節ができるのですが、基本的に電熱器に流す電流を調節しているだけなので、反応が恐ろしく悪いです。内部におそらくあると思われる石綿が熱を持ってしまうと、その熱を消費しきるまでは弱火になりません。
そして、電熱器の電熱線に沿って温度分布ができるので、沸騰する場所が決まっています。局所的に熱いので煮るにせよ焼くにせよ常にかき混ぜていないといけません。
まぁ、そんな環境にもめげずチャーハンみたいなものを作ってみたり。
ご飯は前の研修生が「パエリア作ろうと思ったけどやーめた」といって投げ出したエジプト米を使います。計量カップも秤もないのですが、ウィスキーグラスに半分が1人前だと学びました。
玉ねぎ1個とニンジン1本を使います。といっても、こちらで採れる玉ねぎやニンジンは小ぶりです。どちらもスーパーで1キロ当たり150円しません。
にんにくは1キロ200円しないくらいで売られています。元気のない時は大目に、人と会う前は少なめに。
肉はスーパーで1キロ数百円で売られていて、分量を店員に言わねばならず、そんなことはできないのでソーセージで代用します。
こちらは3本セットで200円とか。直径2〜3センチ、長さ10センチくらい。こちらのソーセージは塩味が結構きいています。
全部を小さめに切って、にんにく、玉ねぎ、ニンジン、ソーセージの順に炒めていきます。
火を通したらご飯を入れてさらに炒めます。以前の研修生がカレーを作ろうとして開封済みのカレー粉を残しているので、これを降りかけてカレー味に。

うーん。やっぱり電子レンジとかガスレンジがほしいなぁ。電気限定ならIHクッキングヒーターとか・・・