空席の冒険

この日は午前中はスキーしてすごし、午後は東京へ帰るというプランでした。
前日の予想通り、朝のうちは快晴でした。

あまり見えない羊蹄山も綺麗に見えました。
昼前から雲行きが怪しくなり、夕方に新千歳についたころには雪が絶好調に降り積もっていました。
で、私が乗る予定だった20時の便が欠航。
さて、困った。
天気予報によれば、明日以降の天候も思わしくないかもしれないということだったので、相談の結果、鉄道で帰ることに。
時刻表で見ると、南千歳で急行はまなすに乗って青森に行き、そこで特急つがるに乗り換え、八戸からは新幹線というのが最短ルートのようです。さっそく空港地下のみどりの窓口に走りますが、既に何便か欠航していたためか、指定席は満席とのこと。やむを得ず自由席で行きます。
この日のはまなすは、乗客が多かったせいか客車を12両も繋げていたのですが、満席。長万部くらいまではデッキに人が立っていました。なにやらガラの悪そうな人が何箇所かで2人分席を確保していたので、乗車率としては差し引きほぼ100%だったのではないでしょうか。
空席を巡るバトルに打ち勝ち、なんとか席を確保。
しかし、急行はまなすの自由席は普通の椅子しかなく、暖房の設定が25度と暑いので、とてもじゃないですが寝付けないです。特に座席の下の暖房機が熱くて、定期的に尻を動かさないと低温やけどしそうなのはつらい。途中で車掌さんが2台ある暖房の片方を切ってくれたので、ようやく快適な環境になりましたが、それでも余熱で青森到着間際までシャツ一枚で十分な気温でした。
函館で機関車を付け替え。


青森から先は指定席を取れたので、このはまなすだけが局所的に混みあっていたようです。
それにしても気になるのは、車掌さんが車内放送で検札を予告したにもかかわらず、結局切符を改められることが無かったということ。ボスニアですら夜中の2時だろうと乗客全員をたたき起こして切符を確認するのに、勤務態度がそれでいいのかJR北海道
まあ、なんにせよ今年中に帰れてよかったよかった。