質問をする相手
原発の状況がなかなか安定しない、というかむしろ部分的に悪化*1しているためか、つぃったを眺めていると「東電 and/or 政府 (+時々東北電力) は何かを隠している!」系の呟きが夕べ遅くから増え始めている気がします。まあ、主観ですけど。
私も楽観視はしていないので、色々と記者会見とかを野次馬しているのですが、何というか、記者の人たちは相手を選んで質問しないのかなって時々思います。
原発関連では、官房長官、原子力安全・保安院、東京電力の三者が記者会見をしていますが、それぞれ持っている情報が違うと思います。
官房長官が持っている情報というのは、政府サイドの動き、例えば自衛隊の活動や外国との折衝とかで、保安院は原発施設の状態なんかに詳しく、現場で原子炉の相手をしているのは東電なのだと思います。
三者が情報を共有しているにしろ、一番詳しく知っているのは情報の大元の持ち主なので、例えば官房長官に原発の状態を聞いても「東電から聞いている限りでは」という枕詞が付いた回答しか得られないわけです*2。そういうところを考えた上で知ってそうな質問をするってのが、記者の腕の見せ所だと思うのですが・・・なんか中継を見ていると歯がゆい。それも、官房長官会見あたりはまだ新しい情報を引き出せるのに、保安院や東電の会見での質問はなんと言うか、茫漠としていて質問者も何を聞いたらよいのか分かってないような気がして仕方がない。大手の新聞社なら、本社に原発について詳しい人もいるだろうし、公表されている情報の点と点をつなぐには、新たにどういう情報を仕入れればよいのか考えて欲しいものです。もちろん、クロスチェックというか、政府にきちんと情報が伝わっているかを確かめる目的で参照するのはありでしょうけど。
とゆーわけで、記者会見の生中継は見ても気休めにもならないなぁと思った次第です。後でまとめられた報道のほうが、少なくとも分かりやすい。
上記とは全く関係ないけど、茨城県が放射線量を10分おきにモニタリングしているので、放射線量の積算をしてみた。その結果、この調子なら丸一年丸裸で屋外に寝そべってても健康にそんなに影響がないって結果が出た*3ので、まあ当面は東京に住んでいても影響は無いと思う。
それよか、買占めやめてよね!