ホーシャノーがうつる

先週辺りだったか、福島から避難してきた小学生が、避難先の子供に「放射能がうつる」と言われたというニュースを読んだ気がします。
小学生のやることだから、と書くと誤解を招きますが。太ってる奴はデブと呼ばれ、目の悪い奴はメガネと呼ばれているわけだから、福島から来た奴がホーシャノーと呼ばれてもおかしくないんじゃないかなぁ・・・
小学生の価値観って(記憶違いかもしれないけど)大人の価値観とだいぶ違って容赦ないので、子供同士の間でそういったやり取りがあること事態はむしろ起きて当然の出来事なのではと感じます。
ホーシャノーと呼びたいのをグッとこらえて普通に接することが出来るかで子供と大人の差が出るというか。・・・それだとかなりの数の大人が子供に分類されるというツッコミはさておき。
ホーシャノー呼ばわりは起きてしまうことなので、そこからどう子供たちを教育していくかが問題なのではないかと思います。勿論、これはとりもなおさず大人というか世の中の価値観みたいなものを刷り込んでいく作業なのですが、こと放射線に関しては、子供だけでなく親にも正しい知識が備わっていないどころか市役所の職員にまで備わっていない*1ので、中々難しいですね。
むしろ、野菜や水からの放射性物質検出の報に、大人たちが阿鼻叫喚の買占め買い控えを始める姿を見た子供たちが、放射能と付くものは穢れとして忌み嫌うのが大人の正しい振る舞いであると学習してしまうのは避けられないのかもしれません。
よもや放射性物質が飛散する事故が今後一切無いとは思えないので、将来どこかの原発*2が事故を起こしたときも、やっぱり日本ではパニックが起きるんだろうなぁと予想すると、今から肩がこってきます。

*1:つくば市は世界最先端の研究施設が建ってるだけで中の人は普通でしたね。

*2:日本とは限らない