学会初日

いよいよ学会初日です。初日はオープニングセレモニーもあり、基調講演でALOS東日本大震災の話がありました。リモートセンシングの業界的には、聞こえが悪いですが今が稼ぎ時でもあります。
ALOS(だいち)は日本が打ち上げた最大の衛星であり、奇しくも最後の大仕事が東日本大震災の被災状況の観測でした。寿命とはいえ、活動を停止してしまったのは惜しい限りです。ALOSは、レーダーと光学のセンサーを多数積んでおり、地震に限らず油の流出、洪水、山火事、植生の変動など、観測ミッションは多岐にわたっていました。最後の観測シーンも、アフリカとアラスカの植生観測でした。ALOSは死んでしまいましたが、現在ALOS-2の計画がでており、観測モードによっては1メートル四方のデータを得られる予定だそうです。すげぇ。という基調講演でした。早いところ飛んでほしいです。
その後は、オーラルとポスターの発表を見て回りました。いろいろ話は出ていましたが、リモートセンシング業界だからか、中国勢が元気ですね。中国は、国土が広くて人口も多いと、人の活動を細かく把握するのが難しいのです。また、レーダーとかだと国防にも絡みますし、四川大地震などの災害にも遭いましたし、予算がつきやすいのでしょう。


夕食はボスと中東料理屋へ。炭酸のぶどうジュースみたいのを頼んでみました。