つくば富山はしご出張(富山編)

夜行バスに揺られて一晩。朝起きたら高岡についていました。
それにしても、日本の夜行バスはサービスが良いですね。道は平らでまっすぐだし、車齢も若いし、毛布や枕も付くし。椅子は柔らかいし。乗り物酔いする人でなければ、便利な移動手段です。夜行バスにはボスニアでも乗りましたが、林道みたいな片側一車線をビュンビュン飛ばすし、車齢が高いし、整備不良のものもあるのか時々立往生してるしで、移動手段がほかにあればぜひそちらの方を使いたいと思わせるものでした。すごく気になるのは、ボスニアの夜行バスも日本の夜行バスも運賃がほぼ同じってことです。ボスニアと日本じゃ人件費が5倍くらい違うのに、枕まで付けて採算が合うのかしらと思います。ボスニアを基準にすれば、月給の20分の1くらいが長距離バスの相場ということになるのですが。


高岡まで来たのは、少し先の雨晴海岸というところでやっている研究会に参加するためです。雨が晴れるとかいて「あまはらし」とは、しゃれた地名もあったものですね。富山湾を挟んで早くも雪を戴いた剣岳などが見えていました。自分の発表や、若手懇親会の幹事といった、やらねばならない仕事は一通りこなしたのですが、どうにも体調不良で思った通りに動けませんでした。風邪そのものはほぼ治ったのですが、熱と腹痛が治まらないのです。不便で仕方がない。結局温泉にも2回しか入れませんでした。
もう一つ心残りがあったとすれば、電子レンジで冷凍肉を解凍することに情熱をささげる先生の講演を聞きそびれたことでしょうか。自分の発表と時間がかぶっていたので聞きに行けませんでした。