ニュルンベルグをぐーるぐる

20日の夕方にはニュルンベルグに入りました。

中央駅が石造りで格好いいです。
ニュルンベルグはドイツの歴史ある町で、旧市街地がフランクフルトよりしっかり保存されています。城壁や堀まで保存されているので、差し渡し1キロほどの円形の城の形が、よくわかります。
朝、早起きして石畳の街並みを歩いてみました。大きな教会が見えて、中をのぞけます。

これは聖ローレンツ教会。電気系でローレンツといえば磁場中で荷電粒子が受ける力をローレンツ力といいますが、お祈りすればご利益あるでしょうか(ありません)。

戦争で一度破壊されましたが、再建したのだそうです。中も立派。
地下鉄に乗ってちょっと城の外へ。ニュルンベルグ裁判で有名な裁判所を見てみました。

裁判所のくせに建物が立派です。立派立派と言いますが、要は私が大きくて面が平らな建物を好きということですね。

600号法廷という、一番大きな部屋。今でこそ証明はシャンデリアですが、ニュルンベルグ裁判の当時は蛍光灯にスポットライトでとても明るかったそうです。当時のカメラがフラッシュをたかずに撮影できるようにするためだとか。
そこから少し移動して、ドイツ鉄道博物館へ。

何を隠そうニュルンベルグはドイツで最初に鉄道が敷設された場所です。「汽笛一声ニュルンベルグをー はや我汽車は離れたりー」みたいな鉄道唱歌が、ドイツにもあったんでしょうか。

バイエルン王家専用の客車。時代が時代だとお召列車も格好いいです。

鉄道博物館のすぐ裏が、ニュルンベルグ歌劇場。残念ながら切符は買えませんでした。
お昼を食べてから「ドキュメンテーションセンター」というところへ行きました。ニュルンベルグナチスが党大会を開くために郊外を開発したところで、党大会を開こうとして建設した議事堂がナチスの記録を残した博物館になっているのです。

築70年くらいの大きな建物です。ローマのコロッセウムを意識した半円形のデザインで、半円の端だけが博物館として使われています。あまりに建物が大きすぎて使いきれないため、ほとんどは倉庫として使われているのだとか。

湖に面したところに建てられているので湖の反対側から眺めるとこんな感じです。

「大きくてどっしりしたものがカッコいい」という趣味丸出しの世界ですが、確かにこういうところでパフォーマンスをすれば、見る側も格好良く思えるでしょうし、やる側も自分が格好良く感じられるでしょうね。いや、やりたいとは思いませんが。