学会四日目

今日は!
自分の!
発表の日!
と、張り切って朝早くに起きましたが、よく考えたら自分の発表は午後でした。


ホテルから学会の開場までは、地下鉄で行くのですが、この地下鉄、信用乗車制です。つまり、客が切符をきちんと買っているとみなして改札を置かないのです。その代り、抜き打ちで車内検札をやります。地下鉄で抜き打ち検札というのを見たことがなかったのですが、今回お目にかかりました。
てっきりゴツい制服のオジサンたちがどやどや乗りこんで「車内検札だ!両手を頭の後ろに組んで床に伏せろ!切符の場所を言え!ドイツ語でだ!……ええい、埒が明かん!引っ立てい!」ってやるのかと思っていたのですが、ジーパンにポロシャツのお兄さん二人組が乗り込んで、一駅の間に手早く見て回るといった感じでした。意外と全員、きちんとした乗車券を持っています。
乗車券と言っても切符はもちろんシルバーパスのような大判の紙、定期券と、形も大きさも様々で、全部見分けるのにはちゃんとした訓練を受ける必要があるはずです。ちなみに、私の学会の参加証も乗車券になっていて、学会開催期間中は市内の公共交通機関に乗り放題です。見せたら、きちんと認識してくれました。


さて、私の発表は、午後最初のセッションなので、お昼を抜いて臨みました。お昼を抜くと途中で腹が鳴る恐れがあるのですが、お昼を食べると眠くなってしまうので、どちらが良いかと悩んだ結果です。
発表そのものは順調に終え、質疑も乗り切りました。
実は私の発表は、学会の公式ウェブサイトで中継されていたという衝撃の事実がのちに判明。恐る恐る録画を見てみたところ、それほど悪くなさそうで一安心。もう少し滑舌をよくしたいですが、カタカナ英語のような発音でもなく、途中で詰まったりもしなかったので、まずは成功と自画自賛してみます。


無事に発表を終えた喜びと、すきっ腹がモノを言い、3時のおやつではケーキを4切れも平らげて胸焼けを起こしました。


そして、夜はお楽しみのバンケットです!
場所は、昨日と同じ宮殿、レジデンツの別の広間。


50周年とはいえ、思った以上に豪華な晩餐会になって、びっくりしました。